[ 明日から参院選公示 ]
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争点錯綜した参院選になりそうですねぇ。 与党はこれまでの経済的な成果をアピール。 野党は消費税や年金問題、というところでしょうが。
ま、正直、安部政権下で『見た目の』経済は伸張したんだろう、とは思います。 それは数字でも明らか。 ただ、小泉政権が作り上げた、いわゆる『格差構造』における、上層だけを富ませた結果、プラスになってるだけだろうなぁ、とは。 実際、よく言われますが,富の偏在は日本でも顕著になっており、1970年代にあった、『一億総中流』は既に崩壊。 安部政権下でその恩恵を受けているのは、上流と、中流の上の方の一部だと思います。 実際、景気が好転している、と感じてる人はそう多くはないでしょう。 先日の賞与(ボーナス)の時期に、良くなった、と回答した町の人もいましたが、ほぼ間違いなく、いわゆる一部上場の大企業に所属する人でしょう。 非正規雇用の問題とかまあ色々ありますし、実際、全体の経済規模が拡大してるかどうか、ではなく、『景気がよくなって消費を以前より増やせている』人が全体でどの程度いるのか、という指標をそろそろ作るべきかと。
よく自民党の改憲派が、『70年前に作った憲法は今の世相に合致しない部分があるから改憲すべき』といいますが、それを言うなら、半世紀前に作った年金制度は、もっと今の世相にマッチしなくなってます。 そっちを先に早く直せよ、とは言いたいですね。
正直、私の世代(四十台)で、年金まともにもらえるって思ってる人、どのくらいいますかねぇ。 私はもらえるとは到底思っていません。 だって、世代的に、今年金をもらっている人より遥かに人数が多いのが四十台の、いわゆる『第二次ベビーブーム世代』です。 その下の世代は遥かに少ないんですよ。 今の高齢者には、いわゆる『団塊の世代』が含まれていて、かなり人数が多いですが、それでも年金制度を維持できているのは、就労人口の中でも、比較的(年齢的に)そこそこの収入を得られる世代に、『第二次ベビーブーム世代』が入っているからだと思います。 で、私を含むこの世代が年金を受給する年齢になる20~30年後って、下手すると『就労人口≦年金受給者』というありえない構図だってないとは言えず。 これでもらえると思うほうが無理でしょう。 その辺り、本当にどう考えているんでしょうかね、政府。 私程度が想像できるくらいだから、政府はとっくにこんなことは気付いていると思いますがねぇ。
2019/07/03(Wed)
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