前半5章までのメインユニット。グランベル王国シアルフィ公国第一公子。いわば大貴族の跡継ぎ。父親はグランベル王国バーハラ王家クルト王子の右腕とも呼ばれるバイロン、妹にエスリンがいる。母親は不明。他界したものと思われる。また、神々の武器の一つ、聖剣ティルフィングの継承者である。彼がやられてはゲームも成立しない。というわけで、唯一倒れたら問答無用でゲームオーバーになる。序章終了時に王国聖騎士の位を授与され、後にエバンス城の城主になる。
隣国ユングヴィ公国の幼馴染エーディン公女を助けるために、わずかな兵で挙兵、途中駆けつけたヴェルトマーのアゼル公子やドズルのレックス公子、そして妹エスリンの夫で、親友でもあるキュアンや同じく親友でもあるエルトシャンらの助けを借りてエーディンを救出、その時に精霊の森の巫女、ディアドラの運命的な出会いをする。一度は別れるもすぐ再会し、二人は結ばれた。その後、第一子セリスをもうけるが、ディアドラは行方不明になってしまい、本人もクルト王子暗殺の共謀者として国を追われることになり、シレジアへ脱出する。
そして、再び己の無実を晴らすためにグランベルへと向かい、父の仇であるランゴバルト、レプトール両公爵を討ち取るが、真の首謀者であったヴェルトマー公アルヴィスによって、謀反人として処刑される。グラン暦760年死去。しかし、彼の生き様は、後に多くの人々に影響を与えることとなる。
クラス | ロードナイト(Lv5) |
パラメータ |
HP |
力 |
魔力 |
技 |
速さ |
幸運 |
守備 |
魔防 |
初期値 |
35 |
14 |
0 |
11 |
12 |
7 |
9 |
3 |
成長率 |
70% |
30% |
5% |
30% |
30% |
20% |
40% |
5% |
神族修正値 |
40% |
20% |
− |
20% |
− |
20% |
− |
− |
個人スキル | 追撃 |
初期所持品 | 鋼の剣・鉄の槍/5000 |
ユニットとしては非常に優秀です。実は、シグルドのクラスであるロードナイトは、全クラス中最も弱いクラスなのですが、多分それを感じる人はほとんどいないでしょう。一つには、彼は常に指揮官レベルの影響下にあり、必ず10%有利になって戦うことが出来る、というのもあるのですが。
スキルも「追撃」のみですが、前半はそれで十分でしょう。序章でもらう銀の剣は、最後まで使って、そのまま息子のセリスに継承するのがベスト。多分その頃には☆50は越えているでしょうし。惜しむらくは、神器である聖剣ティルフィングが手に入るのが5章と遅く、あまり使い込めないことでしょう。出来なくはないのですけど。
欠点とすれば、強すぎて、気が付いたらシグルド以外に経験値がいってない、とかいう事態も招きかねないことです。特に序盤は、ほとんど無敵で、シグルドで挑んで倒せない敵はまずいないでしょう。そのまま順調に成長すれば、ティルフィングなしでもランゴバルト、レプトール以外はまず負けません。成長率も魔法防御などはさすがに低いですが、その他についてはまず問題ない水準です。大体Lv30にはなるでしょうし、ほとんどの能力は20は超えているはずです。HPも前半では十分な値になるでしょう。根性があれば80も狙えます。やる人、滅多にいないでしょうが(^^;
あちこち走り回らなければならないので、リターンリングは彼が持つのがいいのでは、と思います。ワープリングなんてあったら便利だったのですが(^^; あとは序章でもらう銀の剣だけでもいいのでは、と思います。最初に持っていた鋼の剣はアレクにでもあげるといいでしょう。槍は使えますが、まず要りません。
カップリングは、彼はどうやってもディアドラと結婚しますので、考慮の余地はありません。ただ、実際成長率的にはディアドラは非常にいいんですよね。魔力と魔法防御が高いですし、スキルも「見切り」ですから。強いて言うのであれば、どちらかに「連続」があると更に便利だったのでしょうけど・・・贅沢は言うまい(^^;
ディアドラとは再会する(精霊の森を抜ける)のが50ターン以内であれば、なんと次のターンには恋人蘭にお互いの名前がある、ということであまりにも手が早い、と言われています(笑) 実際どうなのでしょうね。まあでも、お互いが幸せならいいのではないかな、と思います。
なんかホントに平時だったら理想的な君主だったのだろうなあ、と思う人ですけど、戦時においてはその優しさが仇になってしまった人ですね。あとお人好し過ぎ。もうちょっと厳しい考えが出来ていれば、あるいは彼の運命は大きく違ったんじゃないかな、と思います。
年齢は序章開始時に24歳。享年27歳。グラン暦733年生まれ。彼の見た感じとかだと、そのぐらいじゃないかな、と思います。そろそろ、結婚とかの問題が取り沙汰されていました。だから、ディアドラとの結婚もあっさり認められたのです。ああいう、戦時でもなければどちらにしても認められなかったと思いますけどね・・・。
性格は温厚。おそらく平時であれば領民にとって、理想的な君主であったでしょう。ただ、それが戦時にはマイナスに働いてしまい、それが最後の結末を招きます。あるいは覚悟していたのか。それは分かりません。でもだったら部下を巻き込むな、という話も。まあ実際には警告したのにみんなついてきたのですが。それがシグルドの魅力でしょう。そのわりに、神器の継承者としての、飛びぬけた武力が備わっているのですから、これは相当アンバランスなんですけど。でもまあ、それが面白いところかもしれませんね。
彼が5章で倒れるまでに、一番辛かったのはやはり親友の死でした。3章でエルトシャンを、そして5章でキュアンと妹を。彼にとってかけがえのない人であり、彼の理解者。それを、いわば自分のために亡くしたのですから。最後に、アイーダ将軍の言葉に従ってバーハラに赴いたとき、彼はある種なにかの予感のようなものを感じていました。そのため、凱旋式に参加しなければ不自然な仲間以外はヴェルトマーに残るように指示しています。もっとも、結局大半はシグルドについてきてしまいましたが。
実は創作では彼はあちこちに出てきてはいますけど、メインじゃないんですよね。というか彼をメインに書くと大変なんですけど。短編はともかく。とりあえず設定的に、シグルド軍の中では、剣の実力では最強です。「永き誓い」の中でアイラとやり合っていますが、彼は本気を出していません。ホリンのときもそうです。私の創作では、神器の継承者は特に強力になるので、全力で戦う場合は、桁違いの強さを発揮します。もちろん、真の力は神器を持ってないと発揮されませんが。
とりあえず「永き誓い」でランゴバルトと戦っていましたが、そのままレプトールとも戦ってもらうつもり。やっぱりこの二人はシグルドで倒すべきでしょう。ストーリー的には。
どうもシグルドって悩める主人公のような気がするのですけど、でも本質的には理想主義だったと思います。やっぱり貴族ですし。その辺が、苦労を知るセリスと違うところではないでしょうか。
ただ、ちょっと謎なのは、多分ブルームとかダナンとか、アンドレイとか他の公子がイザークに行く中、なぜ彼は残ったのでしょうね。普通ならバイロンと一緒にイザークに行っているのはずなのに。なぜでしょう(^^; ゲームの都合という話はありますが(笑)
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