ブルームとヒルダの娘でイシュトーの双子の妹。雷神と呼ばれるほどの雷魔法の使い手で雷の神魔法トールハンマーの継承者。グランベル皇子ユリウスを心から愛しており、彼のためにあらゆる努力をする。たとえそれが人の道に外れているとしても、彼女はただユリウスのために邁進する。
本来は優しい性格の持ち主で、フリージに無理やり連れてこられたティニーやリンダとは仲が良かった。子供狩りという事態には心を痛め、できるだけ穏便にだが子供達を助けようとしていた。聖戦の最後の段階では、バーハラに送られるはずだった多くの子供をフリージの教会に匿っていた。
だが最後にはユリウスには逆らえず、半ば絶望的な想いのままヴァイスリッターを率いて解放軍と決戦。戦場で散る。
クラス | セイジ(Lv22)/セイジ(Lv27)/セイジ(Lv30) |
指揮官Lv | ☆1/なし/☆5 |
パラメータ |
HP |
力 |
魔力 |
技 |
速さ |
幸運 |
守備 |
魔防 |
8章登場時 |
42 |
5 |
22 |
24 |
29 |
12 |
10 |
19 |
10章登場時 |
50 |
5 |
28 |
24 |
30 |
13 |
10 |
26 |
終章登場時 |
70 |
6 |
30 |
27 |
30 |
15 |
18 |
27 |
個人スキル | 待ち伏せ |
所持品 | 雷の神魔法トールハンマー・バリアリング(10,終章時)/5000 |
8章で登場する時はそれほどではありませんが、10章、終章のイシュタルは恐るべき相手です。特に終章のイシュタルは、実質的な命中率が指揮官レベルも加算するとなんと222%というとんでもない数字に達します。連続の発動率も高く、トールハンマーを二回受けて死亡するキャラクターはまず戦闘してはいけません(断言)
また、回避力も高く、実質はなんと115もあります。フォルセティ、バルムンク並です。かつ攻撃速度も30もあり、追撃できるキャラクターも限られます。確実に倒すのであれば、アレス、セリス、シャナン、セティ(フォルセティ)の誰かがいいです。特にセティは、風と雷の攻撃属性の有利さも手伝って、トールハンマーの命中率を大幅に削ることが出来ます。また、シャナンも支援効果をある程度つけてやればトールハンマーの命中率を大幅に下げられる上、流星剣が出てしまえばさすがに容易に倒せます。同じフォルセティを持っていても、アーサーではこれは辛いです。魔法防御が低いためトールハンマーの二発に耐え切れない上に、回避率もかなり悪いからです。セリス、アレスは追撃こそ出来ませんが二発もらってもまず死なないので問題はありません。ただし、回復を忘れないようにしましょう。
あとは、イシュタルをかいくぐってヴァイスリッターの数をある程度減らすと、イシュタルは増援を呼びに戻るので、それを捕まえておくというのもありますが、あまりお勧めは出来ません。
あまりにも可愛そうなキャラクターですね。聖戦の後半では多分一番悲惨。きっと昔のユリウスに戻ることを祈りながら戦って、もうだめだと分かってそれでも自分の心のどこかに期待していて。それで最後まで来てしまった、そんな気がします。
彼女はきっと、いつかユリウス皇子が元のように優しくなってくれるに違いない、と信じて戦っていたのでしょうね。
グラン暦760年生まれ。グラン暦778年戦死。享年18歳。ユリウスより少し年上です。といっても一つですが。
幼少の頃から、魔法の才能がずば抜けており、将来性を見越したブルームとヒルダがバーハラへ送り、そこでユリウスと出会います。その頃のユリウスは、まだ心優しい少年でした。いつしかイシュタルはユリウスに強く惹かれていきます。それは、ユリウスが本来もつカリスマであったのかもしれません。
フリージ王国では無理やり連れてこられて母を失ったティニーやリンダとも仲良くして、姉のように慕われていました。
グラン暦771年、ユリウスが暗黒神として覚醒してからも、イシュタルはユリウスに尽くします。まだ、ユリウス本来の性格は失われていないと思ったからです。ですが776年にユリウスが完全に覚醒した後も彼女はユリウスのために働きました。それは、もはや彼女自身止めたくても止められないほどの想いが彼女自身を突き動かしていたのでしょう。妹のように思っていたティニーやリンダの説得にも耳を貸しませんでした。
その一方で、子供狩りなどの現状に心を痛め、ユリウスから隠れて狩られた子供を保護したりなどしていました。しかし彼女自身はもう後戻りできなくなっており、グラン暦778年、バーハラ家近衛師団ヴァイスリッターを率いて解放軍と対決、ティニーの恋人であり風の神魔法フォルセティの継承者セティと対決、これに敗れ、戦死しました。
その彼女が最期に見たものは、かつての優しいユリウスの笑顔だったのかも知れません。
|
|