登場する時は一見、性格の軽そうな吟遊詩人なのだが、その魔法の実力は群を抜いている。その正体は十二聖戦士の一人、風使いセティが興したシレジア王国の王子で、風の神魔法フォルセティの継承者である。フォルセティの継承や王位に伴う重圧をや、叔父達との争いを厭い、自由な生き方を求めて国を出奔したが、アグストリアの開拓村で戦乱に巻き込まれてシグルドと行動を共にするようになる。
その後、シグルドが反逆者として追われることになってやむなくシレジアへ共に帰国。結局叔父達と戦うことになるが、その中でかつて憧れていたマーニャの死などを超えて、ついにフォルセティを継承、王位を継ぐ決意をする。
バーハラの悲劇を生き残るが、その時に竜族フォルセティと何かしらの契約があったらしい。その後数年をシレジアで過ごすが、やがて大陸各地でくすぶる反帝国勢力をまとめるべく動き出す。
そして聖戦終了後、彼はシレジアに戻らずいずこかへ消えてしまう。その後の彼の消息を知る者はいない。
クラス | バード(Lv6)→セイジ |
パラメータ |
HP |
力 |
魔力 |
技 |
速さ |
幸運 |
守備 |
魔防 |
初期値 |
34 |
1 |
12 |
12 |
16 |
7 |
5 |
9 |
成長率 |
50% |
10% |
30% |
40% |
30% |
20% |
20% |
10% |
神族修正値 |
40% |
− |
− |
− |
60% |
− |
− |
− |
個人スキル | 連続・必殺 |
所持品 | エルウインド/8000 |
能力的には申し分なし。追撃がないですが、多分気にする人はいないでしょう。異常にあがりやすい素早さのおかげで、連続をがしがし出していきますから。魔力やHPも上がりはよく、しかもセイジになれるので前半ではアイラと並んで最強のキャラクターです。しかもこれにフォルセティが装備できるので、実質アイラ以上に強力なキャラクターでしょう。
強いて言えば守備力がやや低いですが、フォルセティを持っていれば攻撃自体があたることがほとんどないため、気になりません。実際、レプトール、ランゴバルトを簡単に倒せます。まあランゴバルトはもし攻撃受けたらシャレにならないですが。
恋人候補は、というよりはフュリー以外はいないでしょう。あとイベントではシルヴィアがありますが、フォルセティの登場が後半かなり遅くなってしまうので止めた方が無難です。あと人気があるのはティルテュとくっつけてフォルセティを後半の最初から、という手ですが確かに後半序盤はいいのですが、だんだん戦力の低下が否めなくなります。最終的な能力だとアーサーでは、フォルセティを持っていても、強力な魔法キャラ、というだけに終わってしまいます。というかイシュタルには怖くて戦闘仕掛けられません。
そうでなくてもトラキア776ではセティの父親はレヴィンと確定しましたし。もうこれは固定カップルといってもいいのではないでしょうか。
前半のレヴィンは色々悩むところはあっても最後には王子として義務を果たしましたが、後半のレヴィンは謎です。ただ、フォルセティの人格の影響はかなり受けているでしょう。おそらく、レヴィンはフォルセティとの契約によって生かされていたのでしょう。そして、その契約が果たされたとき、すでに人間の枠を超えてしまっていたレヴィン=フォルセティはこれ以上人間と関わることを許されなかった。ゆえに国にも戻らなかったのではないでしょうか。
後半、セティやフィーに冷たかったのも、あるいはレヴィンとしての意思が最後に国に戻らないのを拒否しかねないと恐れたフォルセティがそういう態度を取らせていたのかな、と思います。
登場時22歳。5章終了時25歳。グラン暦735年生まれ。聖戦終了時は42歳・・・とても見えませんが(笑)
彼の話は『風の道標』で描いています。以下、あらすじかも(笑)
シレジアを出奔したのは、20歳のとき。叔父達への反目、王という存在への疑問、あとフォルセティという人が持つにはあまりにも強大なその力への恐れから逃げ出しました。その後二年ほどグランベル、ミレトス、アグストリアと放浪。アグストリアの開拓村で戦乱に巻き込まれた時にシグルドに出会い、彼に興味を覚え同行するようになります。
直後、四天馬騎士に昇格したフュリーが迎えにきますが、レヴィンは頑として帰国を拒みました。そして戦乱で傷つく国を見て、王というものの必要性について考え直します。しかしその後、結局状況的に帰国せざるを得なくなります。
国に戻ったレヴィンですが、相変わらず王位を継がず、気ままな生活をしていました。しかしついに叔父達が兵を挙げ、レヴィンもその争いに巻き込まれていきます。その戦いで、レヴィンはかつて憧れていたマーニャの死を聞き、激しく後悔すると同時に、王位を告ぐ決意を固め、フォルセティを継承します。
そのままユングヴィのバイゲリッターのシレジア王国侵犯を問いただすためにもグランベルへ侵攻するシグルドに同行。しかしバーハラでの騙まし討ちに遭い、彼はマンフロイに敗れ命を失います。ですが、ここで竜族フォルセティとの契約により再び命を得て、彼は愛するフュリーの待つシレジアへと帰ります。そこで8年を過ごした後、フュリーに別れを告げてレヴィンはロプトウスを打倒すべく各地を巡り活動を開始します。
レヴィンの尽力もあり、セリス達は見事ロプトウスを打倒。聖戦は終了し、レヴィンの契約も終わりました。全てが終わったレヴィンは、愛する故郷と妻のもとへと行きます。
彼が最期に見たのは、彼が愛したシレジアの大地と、それを全て包み込むような優しい空でした。
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