アルテナ

私は・・・兄上の手にかかるなら・・・悔いはありません。


 死んでいたと思われていたキュアンとエスリンの長女で、地槍ゲイボルグの継承者。トラキア王国の王女として育てられていて、彼女はずっと自分はトラキアの王女だと信じていた。だが、リーフ王子に会い、父トラバントに確認し、その時に全てに裏切られた激情でトラバントに襲い掛かったが、兄アリオーンに止められ、気絶させられる。
 その後、解放軍に合流。だが、アリオーンと戦いたくないという気持ちは強く、最後の戦いで、命をかけてアリオーンを説得する。
 そして統一トラキア王国では南トラキアの発展に生涯を尽くした。



クラスドラゴンナイト(Lv)→ドラゴンマスター
パラメータ HP 魔力 速さ 幸運 守備 魔防
成長率 90% 40% 7% 40% 35% 15% 40% 7%
神族修正値 40+20% 20+10% 10% 20% 10% 20%
個人スキル連続・必殺
所持品地槍ゲイボルグ+/2000+

 魔法関係以外の能力値はリーフ以上に良く上がります。ただ、同じように幸運がやや低いですが。しかしおそらくそれ以外は容易に最大値になるでしょう。
 合流する時のレベルがやや高いため、能力はあまりあがらないかと思われますが、まったくそんなことはありません。
 地槍ゲイボルグの破壊力を存分に引き出してくれ、解放軍最強の攻撃力を保有します。
 欠点はドラゴンマスターになっても速さの最大値が低く抑えられていて、せっかくの兵種スキル追撃もあまり有効活用できません。それどころか、普通の兵士にすら追撃されてしまいます。物理攻撃であれば弓以外は怖くないのですが、魔法には弱いので、普段はゲイボルグではなく細身の剣などを持ち歩くといいでしょう。
 彼女は恋人は出来ません。やはりアリオーンのことを想っているからでしょうか?
 兄妹として育てられてはいましたが、どこか違うとも感じていたのかもしれません。
 ただ一方で、トラバントのことを彼女は憎みきれてはいないと思います。例えどうであれ、トラバントが彼女の父親として17年間いたのは事実なのですから。きっと、彼女にとっては父親というのはトラバントしかいないと思います。



 グラン暦777年生まれ。聖戦終了時には21歳。これは5章でキュアンがこの時のアルテナの年齢を3歳と言っているので間違いないでしょう。
 両親を目の前で殺されて、ショックでそれまでのことのほとんどを忘れてしまいました。その後、トラキア王国に連れて行かれて、トラバントの娘として育てられていました。兄のアリオーンには兄妹としての好意以上の気持ちがありましたが、それを押さえ込んでいます。
 グラン暦777年晩秋、解放軍の攻撃によりアルテナはマンスターの奪取に動きます。父王の半ば強引とも思えるやり方に疑問をもちながらも、戦いを続けますが、リーフ王子に会って、自分の出生に疑問を持ちトラバントにつめより、真実を知りました。
 その時、トラバントに襲い掛かろうとしますが、アリオーンが止め、その後トラバントは戦死します。アルテナは兄の下を離れ、レンスターのアルテナとして彼女を慕う竜騎士たちと共に解放軍に参加。しかし兄アリオーンとはどうしても戦いたくありませんでした。
 そしてバーハラの決戦の時、一人気配を感じたアルテナはシアルフィ城へ急行。再びアリオーンと対峙します。ですが、アルテナはもうアリオーンと戦いたくはなく、命を賭けて兄を説得しました。
 聖戦後、アルテナはリーフの代わりに南トラキアを統治。北トラキアを治めていたもの達と協力し、南を北と変わらぬ大地へと変貌させようと努力します。
 そして、いつからかその彼女の隣には、天槍を携えた騎士がいるようになりました。