英雄伝説1&2
イセルハーサと呼ばれる世界を舞台にしたオードドックスなRPGでした。当時としては独特だったのが、戦闘突入がランダムではなく、シンボル接触型くらいでしょうか。あと、2では魔法システムもやや独特でしたが、それ以外はホントに普通のRPGでした。発売されたのは……いつだろう? まだPC-8801が現役だったころですから……たぶん1985年とかそのくらいです。ホントに古いなぁ。1と2で話は完全につながっていますが、それぞれでで完全に完結した話にもなってます。っていうか2が出るとは思わなかったとも言う……。1では祖国を追われたファーレーンの王子セリオスが祖国を奪還……するのがしょっぱな、しかし黒幕にして父の仇は逃亡し、セリオスはそれを追って各国を旅します。そして仲間にも助けられて見事仇であるアクダムを倒しますが、その旅の中、彼はかつて世界を滅ぼしたという悪神アグニージャの復活を知り、アグニージャを倒すべく旅を続け、最後にはアグニージャを倒します。もっとも、アグニージャ自身は別に悪神というわけではなく、行過ぎた文明が星を滅ぼすのを防ぐための存在だったようですが。とにかく無事、アグニージャを倒し英雄となったセリオスは、許婚のディーナと結婚し、幸せに暮らしました……というところで終わるというもの。
2はこのセリオスの息子アトラスが主人公。突然世界を襲った大地震。その調査に乗り出した(なぜ国王自ら……?)セリオスが行方不明になってしまい、アトラスが探しに行く、というお話。で、実はイセルハーサの、過去にアグニージャに滅ぼされたはずの人々というのが実は地下深くに逃げ延びていて、なんと……数十億年(!)も潜伏していたというもの。つか……たぶん大半眠ってたんだと思いたいんですがっ。だってどーかんがえても種としての限界超えてる……っていうか地底人として進化してないと変。とにかくそういうわけで、最初の地震で地底から地上への入り口が開け、調査したところ、まあ宇宙服みたいのを着てたので、化け物と勘違いされてしまい……調査団は一人を除いてことごとく殺されてしまい。で、生き残った一人が地上人は野蛮だーってことで地底世界の科学力を使って地上を殲滅しようとしたというお話。この話で何が切ないって、1では女神とか観察者とか呼ばれていたフレイアやヨシュアが、実はかつての古代文明というか、要するに地底人が作った存在に過ぎず、『万能装置フレイア』とか『人工衛星ヨシュア』とか呼ばれていたことですね。まあ……フレイアは既に独立した意思を持っていたようですが。まあとにかくそのラスボスを倒して、アトラスは立太子の儀を迎えたところでエンディング。さすがにセリオスはまだ40前ですからねぇ。王位継承は早すぎる(笑)。
ということでストーリー説明は以上。シンプルで、かつ分かりやすいおまけにパソコンゲームとしては非常にアクセスが短く快適なゲームでした。戦闘のテンポも良かったし。フィールドは地上はごく普通のフィールド移動型で、2は地下は街はあるけど、フィールドとかはなく、それらは通路でつながって……今思えば、これが3以降のシステムにつながっているんでしょう。その他のシステムは本当に『素直な』RPGだったと思います。個人的には、どう考えても1のラスボスの方が2よりヤバイだろうーとは思いましたが(何)
もっとも、今このゲームって……媒体何で出ているんだろう? いろんなのに移植されていたっぽいんですが……。私が知ってるのはPC-9801版だけなんですけどね。う〜ん。他の媒体の話は良く知らなかったりする……けど、今やろうと思ったら、何が一番いいんでしょうかね。っていうかこれもいっそリメイクしてくれませんかねぇ、ファルコムさん(ぉ
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