『永き誓い』の裏話2




第十二話(作成時期:1999年7月)

 ついに完全にシャナンメインとなりました。イザークへと向かうシャナン達。しかし、ゲームだとあっさり流されていますけど、彼らがそうすんなりとティルナノグに着いたわけないのですよね。かなりの苦労があったんだと思います。やっぱり。というわけでその場面、と。
 暗いです。全体通して。でもまあ、先の見えない、というより命の保証すらないような旅路ですからね。希望にあふれているわけないし。というわけでもう夢とか希望とか何もなし。全話の中で、多分最も暗い話のひとつだと思います。
 この話の目的は二つ。ひとつはオイフェに倒れてもらうことです。これは、もちろん次の話への引き。TREASUREでも明かされた設定を使用します。知りたい人は見てください。そしてもうひとつが、ホリンがかつて懸念した「人を殺す」という現実です。初めて人を殺したとき、人がどう思うのか。はっきり言って、わかるはずないですね。殺したことあるわけじゃないし。というわけで想像だけですが……9歳の子供にはやっぱり辛いでしょう、多分。想像と現実のギャップ、というか。今回はオイフェのことがあったために、シャナンは深く考える余裕すらなかったですが……次はどうでしょうねえ。でも、こういう葛藤とかって書いていて楽しい(爆)
 ちなみに、気づいた方いるかもしれませんが、シャナンの流星剣と、アイラの流星剣は別物です。もっとも、シャナンは流星剣を放ったという意識すらないでしょうが……。アイラのは、ただの(?)連撃ですが、シャナンのは、違うのです。まあこれはおいおい書いていく予定ですが。

第十三話(作成時期:1999年7月)

 オリジナルキャラ登場〜(^^; オシーンという名前はケルト神話から取ってきました。誰だったかの息子……フィンだったかな?フェイアはオリジナルです。神話からとって来ようかと思ったのですが、いい名前がなくって。
 ところでこのイザーク剣術指南の登場ですが、私なんかで見たことあるんですよね。なんだったっけ……?確かになんか公式的なやつでそういう設定を見た記憶があるのですが……忘れた(汗) ま、とにかくどうにかイザーク国内での生活を始められるようになりました、彼ら。でもまだまだ苦労してもらおう、ケケケケケ(爆)
 なんかシャナンとフェイアがカップルになるのか?とかいう気もしなくもない話の展開ですが……とりあえずシャナンに同世代の友人というかを作ってあげたかったし。まあそれにいろいろ考えてありますけど。その辺はまあ次に。しかしあまり話が進まない……といってもしばらくしたらさくさく進みますけど。17年間をつぶさに書いていたらキリがありませんから。
 シャナンの流星剣ですが、シャナンはまだ自在に使える、というほどではありません。なんとなく、で使っている感じでしょうか。シャナンが完全に使いこなせるようになるには、まだ時間がかかるでしょう。それにまだ、シャナン自身、人を殺すということの重みをちゃんと受け止められませんし。しかし上手く書けるのだろうか……(爆) ちょっと心配になってきた。大風呂敷を広げすぎたか……?(^^;

第十四話(作成時期:1999年7月)

 ミデェール生還(笑) なんで生きていたかというと、だってラナまだ生まれていないし(爆) 実際、ラナの年齢を考えると、エーディンの相手は生きていたと考える方が無難かな、と思いまして。けど後半には彼は当然出てこないですけど。はてさてどうなるんでしょうねえ(バレバレ)
 シャナンの戦う目的、というものをはっきりさせるということと、ミデェールからあの後何があったのか、ということをオイフェ達が知ることが今回の目的。実際、情報が不充分過ぎる状態では彼らも何もできないだろうし。ちなみにまだ、オイフェは解放軍を組織する、ということはまったく考えていません。確かに、アルヴィスは明らかに不法に登極していますが、傍目にはそれはわかりません。民衆のことを考えると、むしろアルヴィスはこのあと公正な政治を行いますから、解放軍なんて組織しても無駄なんですね。彼らに解放軍の組織を決断させるのは、やはり帝国にほころびが出てからでしょう。それまでは、彼らはただ隠れ住んでいるしかないんですね。

第十五話(作成時期:1999年7月)

 すみません、生還したばかりなのに、ミデェールいきなり死にました(爆) まあ実際には3年ほど経っていますけど……。なお、この時間軸はトラキア776の時間軸に合わせました。確かバーハラの悲劇から3年後にトラキアのマンスター地方への侵攻、ならびにフリージ家の侵攻が始まったみたいですので。まあドズル家も同じような時期かな、と。なんかど〜んと暗いですが……まあ逃げ回っているのに希望ばっかり見えていたら怖いですしね(^^;
 シャナンはこの話のラストくらいで13歳になっています。まだ一人称は「僕」ですけど。次あたりから「私」に変わるかな。この辺、いきなり変わるしかないのでちょっと妙に見えてしまうかな、と思うのですが……ご勘弁を(汗) シャナンの実力は、現時点ですでにオイフェと同等です。この先は追いぬくだけ。彼の使う流星剣についてはちょっと説明入れましたが、あの流星剣はスカサハとラクチェも使います。血が濃いゆえに。ただし、バルムンクを使う流星剣は桁違いですが……それはまたいずれ。ちなみにシャナンはすでに流星剣を自在に使えます。しかしセリス、始めはかなり幼く書こうとしたんですけど、もう5歳にはなっている……永き誓い連載開始時のシャナンともうあまり変わらない(^^;

第十六話(作成時期:1999年7月)

 さて、と。まずは謝ろう(爆)
 実は、前に書いた記念カウント短編「約束」では子供狩りの開始は、グラン暦で言うと767年となっています。ゲームで言う後半が始まる10年前。ですけど、このときってまだユリウスせいぜい6歳かそこら……いくらなんでもまだロプトウスは継承していないでしょう。というわけで、今回の話はその10年前の話なのに、子供狩りなんて何のこと?状態です。ごめんなさいm(_ _)m
 ついでにもう一つ暴露。実はこの話、予定外でした。ホントはもう次の話で、シャナン達もティルナノグに行くはずだったんですけど……なんとなく追加(^^; 「え?このフェイアがシャナンの恋人なの?! ゲームじゃ出てこないじゃないの」という意見が聞こえそうですけど……まあとりあえずこの段階ではこんな感じになりました(^^; フェイアはゲームにはもちろん出てこないキャラクターなので、外見のイメージが多分人それぞれでしょうけど……元気のいい女の子、と言ったイメージでオッケーです。適当に鉛筆描きのイラストでも描こうかと思ったんですけど……気力があったらそのうち。色付けはできないですけど(爆)
 ホリンの縁者、というか祖父はなんとなく出てきました。本当は月光剣の手ほどきでもしようかと思ったんですけど……まあいいや。実はシャナンが教えてもらっておいて、後で指導しよう(爆)

第十七話(作成時期:1999年7月)

 実は予定をちょっと変えています。この話、この次のはずだったんですけど……諸事情でこうなりました(^^;
 メインはヨハルヴァの登場。本当は、ヨハンも一緒に出すはずだったんですけど、ちょうどイザークに赴任したばかりのヨハンが、イザークより先にあるキエの街に行くはずもないな、ということで仕方なく出番削除。またの機会に、ということで納得してください(^^;
 フェイアとシャナンはまあ……照れているのでしょう(^^; どっちにしても普通、誰でも照れますでしょう(笑)
 しかし思った以上にフェイアが好評だ……(謎汗) でももう確定事項なんだよね〜(汗) というわけでどうなるかは……予想つく人はつくと思いますけど……私、実は結構ひどいかも(爆)

第十八話(作成時期:1999年7月)

 ぎりぎり7月に作成(笑)
 なんかひんしゅくかいそうな展開ですが……始めから決めてあったのでフェイアはここでとりあえず消えます。シャナンの伸ばした髪の毛、大抵はアイラを真似ている、とされていますがあえてそれをかえました。あんまり深い意味はないのですけどね……(^^;
 とにかくフェイアがここでいなくなるのはそれこそもうか〜なり前からの決定事項なので、逆にやけに好評だったときはちょっと困りました。けどここで予定を変えてしまうとやっぱり困るので……(^^; というわけでなんかミデェールと同じように谷底に落ちていますけど。フェイアがこれ以上いるとさすがにそろそろやばくなるし。実はもうゲームの6章開始まであと5年ほどしかない……(^^; まだ解放軍とか全然形成されていないし。
 トリスタン、やっと出てきました。当然、レンスターにはジャンヌもいます。あとロドラドも今回話には出てこなかったですけど、ちゃんといます。まあこの辺はちょくちょくと……トリスタンはむしろ別の話で出てきますけどね。

第十九話(作成時期:1999年8月)

 また予定狂った……(汗) ホントはヨハヨハ兄弟とスカラクの話は全部いれるはずだったのに……長くなりそうなのでさくっと削りました。ああ……また長くなったような気がするよ……(大汗)
 そしていきなりのレヴィン登場。多分オイフェがティルナノグに行った頃から何度か現れていたんじゃないかな……と。実はあんまり深く考えていなかったり。『風の道標』の方でつじつま合わせよう(爆)
 なんかまた話を引いてしまいました。続きものみたいだ。って続きものだよな、これ(笑)
 実はもうゲーム後半が始まるまでは、そんなに時間がないんですよね。あと4年ほどしか。しかし未だにイザークでは子供狩りが始まっていない……(汗) そろそろ始めないとな〜(爆)

第二十話(作成時期:1999年8月)

 最初に断っておきます。また予定が狂いました(汗) いや、ホントはヨハヨハの話、今回で終わるはずだったのに……続いてしまった。いや、無理にやらなくても良いのでしょうけど、ちょっととある理由からヨハンのはいぱ〜ぽえま〜も〜どがやりたくて(爆) それにまあ、月光剣の修得イベント(?)もあるしねえ。というわけで……いかん。ますます長くなってる……。
 予定ではシャナンがバルムンクの情報を手に入れて旅立つはずが……。大体まだ解放軍が形成されていない。ディムナとかマナとかも出て来ていないし。大丈夫か、わし(大汗) まあいいや、と最近開き直り気味です(爆死) そうしてどんどん先が長くなる……長編が苦手な人、ごめんなさい(汗)
 とりあえずヨハヨハの話。今度はヨハンも出てきました。この兄弟については仲良くなっていただきました……が、意見違う人もいるだろうなあ。でも同じラクチェを好きになるところからも、やっぱり性格の根幹は同じような気はしますね。もっともそこまで書ききれませんが(汗)
 折り返し点のはずの20話でしたが……折り返しにならなかった(爆) いや、折り返しだからどうというわけではないのですが。もう一回、全体の予定を再構成しようかなあ……めんどいからいいや(爆砕)

第二十一話(作成時期:2001年2月)

 え〜と、作成時期見てみると……うわあ。ざっと一年半ぶり(爆)
 お待たせした割には話は全然進んでいない……。ま、こんなもんだ(死) 実はヨハヨハの話をもう一つ、とも思ったのですがちょっとネタ的に辛いかと思ったのでキャンセル。セリス達の戦場初体験となりました。シャナンであれだけ引っ張ったからセリス達があっさり克服してもなんだしねえ♪ということで(鬼)
 あといよいよ抵抗運動開始。いいかげんスタートしないとゲーム開始まであと三年もないし〜。急がなければ。そろそろ諸事情でシャナンにはトラキアにも行ってもらいたいので。次回は多分そのお話かな。二話くらいはトラキアで潰すかと。というかいいかげんに第三部入れよ、という気もするのですが……後ちょっと待って。
 ちなみにスカサハとラクチェが使った流星剣はアイラのものとは違います。格段に強力です。なんせオード☆ですから、あの双子(笑) シャナンはもっと強いけどね〜♪(大贔屓) ちなみにシャナンは設定上子世代最強の存在です。贔屓といいたければ言え。否定しないもん(オイ)
第二十二話(作成時期:2001年4月)

 なんとなく別方面でへこんでいたので気分転換に一気に書いた話。前から予定していたガルザスとシャナンの話です。といってもあと一回はあると思いますが。ちなみにシャナンはガルザスより格段に強いのです♪
 話はトラキア776をやった人なら分かると思いますが、4章〜5章の辺りともろに時間軸重なってます。シャナンが感じた、地下で暴れてる方々はリーフ達なんですね。あとフォルセティ(笑)。でもあれだけ騒いでいてレイドリックに伝令行ってないのもおかしいよなあ、ということでシャナンが伝令のしました(笑)
 あと、宝物庫にあった剣はトラキアやったことある人には分かったと思いますが、ブラギの剣です。そういえばあれって、聖戦士の血を引くものにしか使えない、ってなってるけどなぜかマリータはだめなんですよね。はて。でもセティが使えないってことは(セティの場合使ってもへっぴり腰だろうけど・爆)あるいは使い手の条件としてもう一つ、騎士である、とかありそうですね。これだと当てはまりますし。ということはシャナンもダメか……。
 さて、いよいよ次から、第三部へと移ります。長かった……いや、ホントに。あれ。第三部のタイトルなんだっけ?(汗)



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