グランベル王国の王子・公子達





※系譜について:☆=継承者 ◎=継承者クラスの力の持ち主 ○=力を引いている

●バーハラ家
   セリオ シア ティア
●ドズル家
   ヨハン リーニャ
●ヴェルトマー家
   テオ エティス
●フリージ家
   マイセン スィリナーラ シャリン ギリアス
●エッダ家
   ペシオール イルミナ
●シアルフィ家
   リュオーネ マリア トゥリオ
●ユングヴィ家
   シルヴァ ヒース


名前 セリオ
神族 ヘイム☆ バルド☆ (ロプトウス☆)
出身 グランベル王国 バーハラ王家
生年 グラン暦781年
地位・立場 グランベル王国王太子 光の神魔法ナーガ・聖剣ティルフィング継承者
特技 武技全般、魔法全般。不得手なことを探すほうが大変。
説明  セリスとラナの長男で次期グランベル国王。すでに王太子となっている。『黒の処断』事件でその力を発揮、以後畏怖と尊敬を込めて『光皇』という二つ名で呼ばれている。青い髪と深紫の瞳の持ち主。並外れた剣才と異常とも思えるほどの魔法の才能を誇り、剣においてはイザークのシャナン王とその息子フィオ以外に(セリスにすら)負けたことはない。魔法においては、シレジアのセティ王に「仮に私が十人いて、全員がフォルセティを持って対したとしても、彼と戦えば勝ち目はないだろうね」と言わしめた。大陸最大最強の存在。加えて、セティ・コープルらすら足元にも及ばないほどの魔術に関する知識と天性の発想力もっている。かつての十二聖戦士はおろか、神すらも遥かに凌ぐといわれている。ごく近しい者しか知らないが、実はかなりの天然ボケで、特に恋愛関係の鈍さはもはや救いようがないほど致命的。ただ周囲の感情には敏感。争い事は、本能的に嫌っている。基本的にかなり真面目。『王』という立場に対してはとても真摯に向き合っている。容姿は非常に秀麗で、黙って立っていればかなりの美男子。

名前 シア
神族 ヘイム○ バルド○ ウル○
出身 グランベル王国 バーハラ王家
生年 グラン暦783年
地位・立場 グランベル王国王女 イザーク王国王子の婚約者
特技 剣、弓、魔法、料理。兄へのツッコミ(オイ)
説明  セリスとラナの長女。セリオの妹で司祭としての才能と弓使いとしての才能をもつ。相当なお転婆姫。『夏の姫』『太陽の姫』といった呼称で呼ばれることもある、明るい性格である。 母譲りの金色の髪と、祖母譲りの紫色の瞳の持ち主。どちらかというとユリアに似ている。とても元気のいい娘で、兄のボケっぷりを心配している。性格はエスリンに似ている、とはオイフェの言。イザークのフィオとは許婚の間柄で、801年春に結婚する予定である。

名前 ティア
神族 なし
出身 トラキア王国
生年 グラン暦785年
地位・立場 特になし(特別監察の身である)
特技 魔法全般
説明  ラエルとサラの娘。『黒の処断』事件において保護され、以後バーハラ王家が引き取った。金と銀の中間のような、不思議な色合いの長髪と、透けるような白い肌の持ち主。年齢に比して、やや幼く見られがち。物静かで気弱そうに見えるが、芯は強く、また母親以上に巫女としての才能がある。魔法が非常に得意。特に訓練を受けたわけでもないのに、光と闇の両方の魔法をも使いこなせる。ある極めて特殊な才能の持ち主で、それゆえに『黒の処断』事件に巻き込まれ、その中心にいた。セリオのことが好きなのだが、セリオは気付いてくれていない……ようだ。

名前 ヨハン
神族 ネール☆ オード○
出身 グランベル王国 ドズル公家
生年 グラン暦781年
地位・立場 ドズル公子 聖斧スワンチカ継承者
特技 剣、斧、流星剣
説明  ヨハルヴァとラクチェの子。スワンチカの後継者だが、母の血が強いのか髪や瞳の色ははイザーク人のようである。剣の腕でもイザーク人顔負けの技量を誇り、流星剣を操る。セリオをして「スワンチカの流星剣は遠慮したいなあ」と言わしめた。体格はそこそこがっしりしているが、その見た目をはるかに上回る剛力の持ち主。『黒の処断』事件では重傷を負った父に代わり、見事グラオリッターを率いて戦ってみせた。妹のリーニャを溺愛している。顔立ちはヨハルヴァに似ていて熱血漢(笑)

名前 リーニャ
神族 ネール○
出身 グランベル王国 ドズル公家
生年 グラン暦787年
地位・立場 ドズル公女
特技 治癒系魔法、編み物
説明  ドズル家公女。両親どちらの血を引けばこうなるのだ、といわれるほどおとなしい性格のお嬢様。容姿が母親そっくりなだけに、かなり違和感を感じる。これは、幼い頃から隣国エッダによく行っていたからではないか、と思われる。現在はエッダの神学校に通っている。

名前 テオ
神族 ファラ○
出身 グランベル王国 ヴェルトマー公家
生年 グラン暦783年
地位・立場 ヴェルトマー公子
特技 炎の魔法
説明  アーサーとフィーの息子であるが、次期公主の座はファラフレイムを継承したエティスに譲っている。ロートリッターの一員でもある。ヴェルトマー家らしい赤い髪の持ち主で、ファラフレイムを継承できなくても超一級の炎の魔法の使い手。いずれはロートリッターを任されるだろう、といわれている。現在はバーハラの士官学校に通っている。フリージのスィリナーラとは幼馴染。

名前 エティス
神族 ファラ☆
出身 グランベル王国 ヴェルトマー公家
生年 グラン暦784年
地位・立場 ヴェルトマー公女 炎の神魔法ファラフレイム継承者
特技 炎の魔法、猫かぶり(笑)
説明  アーサーとフィーの娘。ファラフレイムの継承者で通称『炎の公女』。ヴェルトマー家らしい真紅の髪の持ち主で、普段はおっとりとしているように見えるがそれは擬態(笑) 一度怒り出すと凄まじく、公民たちはこぞって「間違いなくあのお二人の子だ」という。『黒の処断』事件ではその才能を発揮、一千の軍勢を炎の一撃で恫喝したことから『炎帝の愛し子』とも呼ばれている。密かにセリオに憧れている。

名前 マイセン
神族 トード○
出身 グランベル王国 フリージ公家
生年 グラン暦784年
地位・立場 フリージ公子 ゲルプリッター指揮官
特技 軍略
説明  アミッドとフェミナの息子。飛びぬけた軍才を持ち、士官学校に通う身でありながら、『黒の処断』事件ではゲルプリッターの指揮官を任された。ただ、トールハンマーの継承者ではないため、フリージ公になることはない。ただ士官学校卒業後、ヴァイスリッターの指揮官となることが正式に決まっている。エスニャ似の容貌で長身の持ち主。魔法は苦手。

名前 スィリナーラ
神族 トード○
出身 グランベル王国 フリージ公家
生年 グラン暦784年
地位・立場 フリージ公女
特技 雷魔法
説明  マイセンの双子の妹。兄とは逆に魔法を非常に得意とする。フリージ家らしい銀髪の持ち主で、明朗快活な性格の持ち主。大叔母(ティルテュ)に性格も容貌も似ている、とは昔からフリージに仕える者が口をそろえて言う。ついでにヴェルトマー家の男子(テオ)を好きになるところまで同じ(笑)

名前 シャリン
神族 トード☆
出身 グランベル王国 フリージ公国 シュバルツ伯爵家
生年 グラン暦785年
地位・立場 フリージ公家養女 雷の神魔法トールハンマー継承者
特技 雷魔法を始めとして、魔法全般、剣。
説明  アミッドとフェミナの実の子ではなく、フレッドとリンダの娘である。だが、トールハンマーの継承者であることが分かったため、フリージ公家に養女として入った。飛びぬけた魔法の才能を持っていて、雷だけではなく炎や風、光の魔法やブラギの魔法(杖)も使いこなす。母親似のおとなしい容姿に騙されるが、実は義姉スィリナーラにも劣らないほどおてんばで猪突猛進。しかも剣も使いこなす。ある意味、一番末恐ろしい公女。セリオに憧れていて、エティスとは恋敵だがまだその事実はお互いに知らない(笑)

名前 ギリアス
神族 トード○
出身 グランベル王国 フリージ公国 シュバルツ伯爵家
生年 グラン暦789年
地位・立場 シュバルツ伯爵家嫡男
特技 剣、雷魔法
説明  フレッドとリンダの長男。シャリンがフリージ家に養女として入ったので、家を継ぐのはこのギリアスである。姉ほどではないが、この年齢にして強力な雷魔法の使い手で、将来ゲルプリッターの士官になるのではないか、といわれている。実は一年前まで魔法が全く使えなかったのだが、『黒の処断』事件で彼が疎開していた場所が暗黒教団に攻撃され、殺されそうになった時に魔法の才能が目覚めたらしい。剣の才能も水準以上のものをもっていて、一度手合わせ(といっても彼にとっては遊び程度だが)をしたイザークのソファラ公子ルシオが「もしかしたら剣ならばグランベル最強……はセリオ王子がいるから無理としても、その次くらいにはなれるかもしれない」と言ったほどである。お世辞の可能性もあるが。シレジアのスィリン、フューズ姫とは幼馴染である。

名前 ペシオール
神族 ブラギ☆
出身 グランベル王国 エッダ公家
生年 グラン暦791年
地位・立場 エッダ公子 聖杖バルキリー継承者
特技 司祭系魔法
説明  コープルの子で聖杖バルキリーの継承者。まだ幼いにも関わらず、その才能の片鱗を覗かせている。ドズルのリーニャ公女やトラキアのレーナ公女を姉のように慕っていて、7歳の頃からエッダの神学校に通っている。これは異例の入学の早さである。将来は父の跡を継ぐことが夢。母親と同じ黒髪だが瞳の色は父親と同じ茶褐色である。恋愛とかまだ考える年齢ではないが、たとえ成長しても考えそうには見えない、とはレーナ公女の言(笑)

名前 イルミナ
神族 ブラギ○
出身 グランベル王国 エッダ公家
生年 グラン暦796年
地位・立場 エッダ公女
特技 ??
説明  コープルの娘でペシオールの妹。さすがにまだ何に優れているか、などは分かる年齢ではない。ただ、エッダの神学校に通っている(正しくは寮に入っているのだが)公子や公女達にはマスコット的人気がある。母親と同じきれいな黒髪黒瞳の持ち主。将来美人になるわよ、とは名付け親であるコープルの姉リーンの言葉。

名前 リュオーネ
神族 バルド○
出身 グランベル王国 シアルフィ公家
生年 グラン暦785年
地位・立場 シアルフィ公子 シアルフィ家後継ぎ
特技
説明  オイフェの子。聖剣の継承者ではないが、20歳になったら聖剣を下賜されることになっている。父親に似て生真面目な性格ではあるが、武より知を好み、士官学校で一つ先輩であるマイセンを心から尊敬している。そのくせ、実は剣の才能はかなり高いものを持っているので、父親を嘆かせている。顔立ちはかつての父親そっくりである。

名前 マリア
神族 バルド○
出身 グランベル王国 シアルフィ公家
生年 グラン暦787年
地位・立場 シアルフィ公女
特技 弓、司祭系魔法
説明  オイフェの娘。母親に似て物静かな性格だが芯は強い。母親を尊敬していて、将来は母を手伝いたい、と思っている。子供の頃からよく隣国のユングヴィに遊びに行っているため、多少弓は嗜んでいるが、剣の才能はない。代わりに魔法の才能がある。ただ、士官学校に入れるかどうかは、オイフェは迷っている。単なる親ばかという可能性も(笑) ヴェルダンのエルメイア王子、ユングヴィのヒース公子とは幼馴染で、またエルメイア王子にはそれ以上の感情も持っているが、多分彼女からでは言い出せないだろう。

名前 トゥリオ
神族 バルド○
出身 グランベル王国 シアルフィ公家
生年 グラン暦787年
地位・立場 シアルフィ公子
特技 剣、潜入(笑)
説明  マリアの双子の弟。父親とセリス王を尊敬していて、将来は近衛隊に入ろうと思っている。士官学校に入学することが決まっているが、待ちきれず何度もバーハラの上屋敷に行って、そこから士官学校に出入りしている。兄リュオーネとは逆に、体を動かすことが好き。剣の才能もかなりある。マリアとは双子だけあって非常に良く似ている。ヒース公子とはいたずら仲間(笑)

名前 シルヴァ
神族 ウル◎
出身 グランベル王国 ユングヴィ公家
生年 グラン暦783年
地位・立場 ユングヴィ公子 ユングヴィ家継承者
特技 弓術、馬術
説明  レスターとイーヴィーナの子。母親似で栗色の髪の持ち主。ヴェルダンの王子エルメイアとは兄弟のように育っている。というよりは昔は本当に兄弟だと思っていた。超一流の弓の使い手で、士官学校生でありながら、バイゲリッターの一員でもある。士官学校ではこと弓に関する限り、並ぶものはおらず、そもそも彼以上の弓の使い手はヴェルダンのファバル王とエルメイア王子だけである。『黒の処断』事件では弓の射程すれすれの距離から、エルメイア王子と二人で指揮官とその副官を射抜いたことで有名になった。

名前 ヒース
神族 ウル○
出身 グランベル王国 ユングヴィ公家
生年 グラン暦787年
地位・立場 ユングヴィ公子
特技 イタズラ(笑)
説明  シルヴァの弟。兄のような弓の使い手になりたい、と思っているがそれほどの才能がないのか、イマイチ伸びない。もっとも、実際にはかなりの才能があるはずだ、とレスターは言う。親バカかも知れないけど(笑) 父親に似た容貌ではあるが、髪の色は金色。シアルフィのマリア公女、トゥリオ公子とは幼馴染である。年齢の割にやや幼いところを残していて、まだやんちゃ。



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