10月25日 10月27日

10月26日 イグアス観光(アルゼンチン側)、鳥公園



 相変わらず目が覚めるのが早いのは、時差ボケ影響ですが。
 でもこういう時はありがたいものです。といっても、私の場合は自宅でない場合は大抵早起きになる習性があるんですよね。なぜか。
 さて、今日はいよいよイグアスも滝観光です。
 今日の予定は、アルゼンチン側。イグアスの滝は、真ん中をブラジルとアルゼンチンの国境が通っているわけで、そのアルゼンチン側に行くのです。もちろん、アルゼンチンに入国して。
 まずは朝食。
 ホテルのガイドで、朝6時から朝食が下のレストランであることは分かってたので、行ってみると、ビュッフェスタイルの朝食が♪
 まあ基本的にブラジル式ですので、卵とかソーセージとかはそれほどないのですが、パンの種類が豊富。で、何よりフルーツが多数。あと、絞りたてのジュースが二種類(オレンジとパパイア)ありまして。あとはハムとチーズ。このハムが美味しかった♪
 というわけでお腹いっぱい食べて、準備終えたところでSilvawoが迎えに来てくれましたので、出発。
 郊外に出たら、延々と道路を走る……延々と……って。
なんですか、この延々とどこまでもま~っすぐに延びた道路は。本当にどこまでもどこまでもまっすぐなのでは、と錯覚するほどです。もっとも、実はスピードを出そうにもそれは出来ないんですけどね。というのも、こちらの道路、あちこちに道路が大きく盛り上がっている場所があるんです。もちろん標識つきで。そこはかなり減速して入らないと、高速で突っ込んだら……まあ、事故りますな、確実に。要するに、物理的に無理矢理減速させているわけです。
 さて、そういうまっすぐな道路を走っていると大きな川の上に。何でもこの上流にイグアスの滝があるらしく……そして下流では別の川と合流してるこのポイント。
このポイントこそ、ブラジル・アルゼンチン・パラグアイの国境なんです。写真の向かって右がブラジル、左がアルゼンチン、奥に見える大地がパラグアイです。こういう光景は日本ではもちろん、明確に国境が『見える』ってのはあまりないですから、珍しいんじゃないでしょうか。
 さて、車はアルゼンチンの入国ゲートへ。っていうか、Silvawoにパスポートとお金渡してさくさく手続きしてもらったのですが……ホントにあっさりと入国(笑)。でもパスポートにはしっかりアルゼンチン入国を示すスタンプが押されてます。
 そしてさらに車で行くこと数十分。アルゼンチンのイグアス国立公園に到着となりました。
スペイン語で『イグアス国立公園』とあった看板。見て分かるとおり、ポルトガル語と若干綴りが違いますね。こちらでは『Iguazu』となるみたいです。
 さて、この先は小さな汽車(?)にのって移動です。結構これが可愛かったですね。こちらも森の中を抜けていくのですが、Silvawoによると、アルゼンチン側の森はブラジルよりだいぶ小さいとのこと。実際森はブラジル側の『密林』というほどではありませんでした。まあその分快適でしたが。こちらの方がより『観光客向け』い整備されている印象はありましたね。
 ちなみに汽車は一度乗り換えて、途中を歩いたりするのですが、その途中途中にも滝が多数。こちらはかなり小ぶりな滝が多いのですが、それでも素晴らしい光景です。
 というわけで写真を並べてみようかと。
 ちなみに、Silvawoによると、やはりオフシーズンだから人は少なかったそうです。って、十分いると思ったんですけど。何でもシーズンにはほとんど行列状態になるらしい……40度の炎天下でか……(汗)
汽車はこんな感じ。先頭にはいわゆる『汽車』みたいな煙突のある車両がありましたが、別に蒸気機関で動いてるわけではなさそうでした。多分ガソリンかディーゼルか、あるいは電池かも?
アルゼンチン側の周遊道からの眺め。こちらはこういう小振りな滝がたくさんあるんです。あとは一番最後にどーんとすごいのがあるわけですね。
同じく周遊道から。この滝一つで、それなりの観光名所にはなるとは思うのですが……イグアスはこういうのの大集合体。そりゃ、世界的な観光地になるはずです。
ちょっと拡大しないと分かり難いのですが、中央に破壊されたかつての周遊道の成れの果てがあります。実際、周遊道のあちこちに破壊された橋脚とかがたくさんありました。ちなみにこれらは1992年にあった大増水で破壊されたそうです。
というわけで、アルゼンチン側最大の見所、悪魔の喉笛です。落差は実に85m、イグアスでも最大の滝であり、イグアスの滝の一番奥にあります。
悪魔の喉笛の滝壺。っていうか水煙で何も見えませんけどね。ちなみにこの滝壺は、永きに渡る滝による侵食で、ものすごい深くえぐれているそうです。飲み込まれたら最後、絶対に助かりません(かつて遊覧船が吸い込まれた事故が合ったらしい)
見晴台からの景色。柵を飛び越えたらそこはもう悪魔の喉笛へダイブ確定です。ここでバンジーやったら……たぶん死ぬ……
同じく見晴台から。悪魔の喉笛の先の方を移したものですが、水煙がすごくて景色がかすむ……。
同じく見晴台から。逆サイド、ブラジル側の滝を正面に捉えてみました……が、やはり水煙がすごいですね。
悪魔の喉笛の、まさに落ち込むところです。迫力、伝わりますかねぇ? 実際、利根川の河口付近の倍は川幅がある川が、どーんと滝になってるわけですから……水量は本当にものすごいですよ。
1992年の大増水で破壊された周遊道を示すプレート。興味のある方は訳してください。スペイン語です。
アルゼンチンの国旗。こちらがアルゼンチン側だなあ、としみじみ。ちなみにちょっとだけ絵葉書とか買いました。支払いはカードなのでこういうのは楽ですね。
最後の『悪魔の喉』の迫力は、もはや筆舌に尽くしがたいものがあります。というか、写真でも迫力不足です。というわけで……デジカメの動画機能で動画も撮ってみました。かなり小ぶりな画面なので、ちょっと迫力不足かもですが。なお、ファイルサイズは3.5メガバイトなので、注意してください。
ちなみにMOV形式ですので、閲覧するにはQuickTimeというソフトが必要です。
持っていない方は、こちらでダウンロードしてください。動画閲覧のみの場合は無償です。

 アルゼンチン側のイグアスの滝観光はこれで終了。あとはまた来た道を歩きと列車で戻りました。
 んで、次はお昼……にしてもらおうと思ったんですが、Silvawoと上手くコミュニケーションが取れなかった(というか多分後でいいと思われた)ため、そのままバードパークへ。
 このバードパークは私も初めて、というか母は存在すら知らなかったです。私は一応知ってはいたのですが、しょせんは鳥限定の動物園みたいなもの、とか思ってましたが……甘かった。
 知ってる方は知ってると思いますが、南米の野鳥って凄く綺麗な鳥が多いんですよ。それはもう筆舌に尽くしがたいほどの。どのくらいかっていうと、正直色彩の美しさに限るなら、孔雀(オス)ですら見劣りします。そういう鳥たちがもう本当にたくさん。
 というわけで……また写真を連発します。それが早い。
ここがヤバかった……。入り口に書いてあったのが、意訳すると『ここに入る場合は危険を承知ではいること。怪我しても知らないよ』と……何かと思えば、とにかく鳥が放し飼い。しかも人間なんて意にも介さず飛び回ります。というか、お互い一回は、本気で鳥を回避しました。避け損なったら、頭に大怪我確定でした……(汗)
腕だけですみません。私の腕です、一応(笑)。バードパークのラストで、オウムを腕に止まらせた状態で写真を撮らせてくれました。意外に鳥の足って痛くないんですね。っていうかかなり可愛かった……♪

 というわけでバードパークも終了。
 ホテルに送ってもらいました。明日は特に観光の予定はなし。お土産だけ買う時間だけとって、あとは空港に昼過ぎに行けばいいので、迎えに来てもらうのは11時半としました。
 で、疲れきって部屋でしばらくダウン。朝ごはんをちゃんと食べてたので、お昼過ぎてもあまりお腹もすいてなくて。ホントはホテルのプールを利用しようかとも思ったのですが、結局利用しなかったですし。
 夕方くらいになって、ちょっとホテルの周囲を歩きましたが、レストランとかあまりなくて、とりあえずミネラルウォーターだけ調達しました。変わった人だと思われただろうなぁ……観光客には違いないのに、歩き回っているんだし。
 で、夜中になってから、目をつけてた、ホテルの前にあった海鮮レストランへ。連日ホテルのビュッフェってのもね、ということで。頼んだのはビール、フライドポテト、あとはTropical Bahiaという、要は盛り合わせみたいのでしたが……結論。それだけで十分でした。っていうかそれでも二人で食べきれず。多すぎ(汗)
 そうそう、この店、醤油があったんですよ。商品名が『AJI NO SHOYU』という……(笑)。まあ海産物食べるには醤油は最適ですし。っていうか20年前はそれほどなかったと思うんですが、この20年で普及したんでしょうね。実際、リオでもお寿司は大人気らしいです(そして美味しかったらしい。一度くらい食べればよかった)
 なんですが……衝撃的だったのは、それをパンに使ってた人がいたこと……。
 パンにチーズ(こちらのは塗るタイプがあるのでそれです)を塗って、さらに醤油……え、え~~~~~。
 日本人にはまず思いつかない醤油の使い方ですよ。っていうか呆然。ところ変われば食変わる、と痛感しました。
 食事終わったら、あとはシャワー浴びて就寝。で、そこでテレビ見てたら日ハムの優勝を知りました(笑)

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