10月30日 11月1日

10月31日 ざ・買い物その2 セントロ



 今日も今日とて犬の散歩&ネコとの戯れの日課(笑)の後、今日は地下鉄駅へれっつごーです。
 今日はリオに一日中いる最後の日(と言っても明日も飛行機は夜10時ですけど)で、最後のお買い物ツアーです。
 といっても、まあ友人や親戚に買っていくお土産は軒並み一昨日で終わってるので、今日は主に自分たち用。
 目指すはセントロ(Centro)です。
 意味合い的には英語の『セントラル』と同じようなもので、要するにリオの中心街。古い建物も少なくはないですが、あまり観光客が来る場所ではないかも……ですが、まあそこはそれ。お目当てがいくつかあったりするわけですよ。
 とりあえず、父は仕事場へ。父の仕事場もセントロにあって、さすがに私たちに付き合ってあまり休むわけにもいかない、ということで。で、私たちはそのままお買い物へごー。お昼過ぎに合流(というか職場に行く)ことにして、買い物スタートです。
 で、以下買ったものは、というと……。

○その1:シナモン。
 ただし、粉にする前の状態です。大体1kg……いくらだったか。最初500gと頼んだら、とんでもない量になりそうだったので、慌てて300gに減らしてもらいました(笑)
○その2:マリア像
 高さ20cmくらいのマリア像です。お土産用としてもいいし、飾るにも悪くない、結構精緻なものです。でも安い(笑)
○クリスタルアート(マリア像)
 これもマリア像と同じ店で買いました。クリスタルアートは日本でもありますが、これ、凄い安かったんです。大体5cm程度の大きさなんですが、なんとR$6、つまり320円くらい……。
○天然石の束
 日本で言うところのビーズショップみたいのがこちらにもあって、そのお店で。アメジストとかのくず石に紐を通して束ねたものを、5~6本ほど。ちなみに一本の長さは50cmくらいで、お値段は大体R$5以下。全部でR$20ちょっとでした。ちなみにあまりに安くて、『これは天然石か?』と聞きたかったのですが、ポルトガル語で通じず。英語が分かる人が出てきてくれたのはありがたかったのですが、ポルトガル語が全く分からないと思われてしまって、支払いまで英語……ポルトガル語でも良かったんですが(^^;

商店街を歩いていていて見つけた巨大な銅版画。この写真だと大きさ分かりにくいかもしれませんが、縦が軽く3mはある巨大なものでした。それが何の説明もなくぽん、と置いてありました。これ、本当になんだったんだろう……?
買い物途中で寄ったバンカ(Bancaだったかな?)、要するに書店屋台みたいなところで売ってたもの。こっちにはコンビニなんてものはありませんで、また、本屋も雑誌は扱いません。雑誌はこういう場所でバンカで買うのが普通なんですが、そこで目に飛び込んできたのがこれ。思わず撮っちゃいました。ちなみに下に見えるのは幽遊白書、さらに遊戯王やらフルーツバスケットのコミック(ポルトガル語版)もありましたよ(笑)
 で、ある程度買い物したところで、お昼ご飯、ということでせっかくだからこちらのマクドナルドへごー……高っ!! なんと一人当たりR$10以上でした。日本円で550円くらい。つまり日本と変わりません。これには呆然。こっちの貨幣価値考えたら、とんでもなく高いですよ……しかも別にサイズも普通。これは失敗でした。量り売りの店に行けばよかったなぁ……。
 その後父のオフィスにお邪魔し、それからちょっと本屋へ。父の職場に向かう寸前に寄った本屋で、素敵なリオの写真集を見つけたんですよ。ただ展示品しか見当たらなかったからその時は購入しなかったんですが……どうやら展示品しかなかった模様。というわけでやや破損しかけているのを理由に値切ってもらって購入しました。と言ってもR$108です。っていうかリオで購入したものでは一番高いのはこれだったかも。でも、ホントに素敵な写真集でした。
 それから、父のおススメでニテロイとリオを結ぶ連絡船に乗船。考えるまでもなく観光客はゼロ(笑)。まあ安全なんてお世辞にもいえない船ですが、でもほとんど揺れることもなく、快適な船旅でしたよ。
これは船に乗る前に撮ったものですが、かつてポルトガルの国王が使っていたという馬車だそうです。さすがに乗れませんでしたが……(笑)
船の上から見えた建物。左に見える細い道路しか行き来する術はありません。何でも昔の税関だそうです。っていうか今もなんかに使われているとか。でもこれが海の上に浮かんでいる様は素敵でした。
船の上から見えた建物その2。建物っていうか海上石油採掘ベースですが。言うまでもなく、ブラジル最大の石油会社ペトロブラスのもの。メンテナンスのためにガナバラ湾に来ていたんですね。つか、こういうのってあまり直接見ることってない……よね?

 船は程なくニテロイに到着。で、そのままどこに行くでもなくリターンしました(笑)
 まあ足もありませんし。
 で、その後はブラジル銀行(Banco do Brasil)が開催してるという美術展に。18世紀ごろに活躍した結構有名な彫刻家の展示会です。つか、私も見たことありました、この人の作品。オウロプレットやそのそばのコンゴーニャスという街に多くの彫刻が今も残っている方です。凄い精緻な彫刻でしたよ。
ブラジル銀行の内装。とてもじゃありませんが、銀行には見えません(笑)。まあ博物館を含めた展示スペースがメインでしたけど、この建物。
この教会は『Canderalia』(カンデラーリア)といって、バルガス大統領通りの始点にある教会としても有名だそうです。なお、『Canderalia』という名は、この教会を建てた人たちが乗ってきた船の名前だそうです(親父様情報)
 で、一通り見終わったら、銀行の下の本屋を探索……というのも、リオの写真の2007年カレンダーをダメもとでずっと探してたんです、私。イグアスにはあったんですが、やはりまだちょっと早い……とあちこちで言われていたのですが!!
 ありました!! しかもまさに理想的なやつが。というわけで迷わず購入……したら父が面白い写真集を見つけてましたよ。
 なんとリオの1900~1930年の写真を集めた写真集。これ、とんでもなく貴重だと思いました。だって普通、博物館とかそういう場所で飾られるような古い写真が、凄い枚数あったんです。しかも驚いたのは、その時代の360度写真。良く残ってたなぁ……。
 いや、ホントに面白い写真集でした。いくつかは今も残ってる建物があったり、父の今の家の昔の写真があったり、『どこの漁村だ』というような写真が、実はイパネマやコパカバーナだったり。セントロは昔山だったんだ、とか。なんせコルコバードすらありませんからね、この写真(コルコバードは1931年)には。あと、ラゴアが実は昔は海と繋がっていたとか(リオの地図を見ると、あの湖がやたら不自然だったから、これで解決しましたよ)、フラメンゴには昔砂浜がなかったとか。
 他にも色々面白い写真がいっぱいありました。
 まあこれは、リオの今を知ってないと面白くないでしょうが、父はやはりR$100以上したこの本をほぼ迷わず購入してました。もう一冊あればよかったのになぁ……でも私が持ち帰ってもイマイチか。リオ日学の友人に見せたら面白いと思うでしょうが~。
 夕食は父お勧めのとある高級そうなレストランで食事。
 美味しかったですね~。最後のデザートがまた美味でした。っていうか写真撮れよ、私……(泣)

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